歴史と現在(暴露と手口の拡散)

本書は秀逸である。歴史も現在も示している。 当時の「暴露」も、「手口を拡散した」と読めるから、再記述は重要である。 時価総額のブームは、「企業は株主のもの」から派生し、見せかけの財務指標をよくすることが主役となり、新しい基幹産業を生み出すこ…

エネルギー獲得法

「光」は空間に引き伸ばされた。 ドップラー効果は、「音韻ループ」としての「相対音感」(3つの音)である。そしてこれが、「言語と脳の関係」である。「視覚」はこうして「聴覚」(時間感覚・記憶)のあとに現れた。 「形はリスム」である。それゆえ「言…

新データ構造

「勝ち負け」にこだわっては、従来の人間とユーザーインターフェイスの関係と同じである。 使っていることを感じさせないこと、これはソフト化(支配)を超える「ハードウェア」と「ソフトウェア」の新しい出会いからくる差異の消滅(新データ構造の登場)で…

半周辺的政治(危機管理=民主主義)

民主主義の「理想」は、現実には存在しない。それゆえ民主主義は「理念」であり、「比較政治学」の批判こそが、各国家政治の「フォワード」(メタ理論)に位置する。 それは民主政治の「始まり」(プロセス)から「終わり」(政治的危機)までを「変数のパタ…

「規定的否定」(展開・発展の本質的要素)

本書は秀逸である。 それで終わりではなく、本質的な要素として生き続ける。 それが弁証法である。それが「規定的否定」である。 このことをヘーゲル氏はスピノザ氏から学んで、それを「内在的・超越的」展開形式として生かした。 知識の展開というのは、〈…

「情報の経済学」と現代

新しい金融商品は、模倣できない複雑なイノベーションをうたっている。それゆえアナリストは評価を行う際、専門のコンピュータ・モデルを使うと言うが、それでもそれは古いデータで新しい世界を評価するという知的矛盾を露呈しており、「専門コンピュータを…

キーボード(QWERTY経済学再考)

「利益にかかわるものから、アイデアにかかわるものへ」、それが本書のテーマである。 既得権益保護では、過剰規制や重税で、技術が裾野までにいきわたる長期的成長を期待できないからである。 あたらしい技術が生産性や生活水準に大きな影響を与えるように…

一般言語学とゲーム理論(パフォーマンス)

本書は秀逸である。 私たちが見ているものは、創造物そのものではなく、私たちが信じているものにすぎないことを教えてくれる。 コトバはモノの名前ではない。コトバは人間が現実を理解するための道具ではなく、コトバこそが人間の現実をつくっている。 つま…

湖のモデル(生態系生態学)

富栄養化は、環境を「不均一」にする。富栄養下では高い「多様性」が生まれる。 不均一がつくる「流動」は、さまざまな生物同士を出合わせ、お互いに干渉し合う機会を増やし、「共存」することができるようにする。貨幣のように。 「富栄養下」が先なのか、…

イノベーションの本質(技術革新から知識革新へ)

イノベーションは知識を生み、知識を活用する営みである。イノベーションの成果とは、「知識」である。 知識の理解力は、ムーアの法則のような多様性を社会に予測し導き、生活を一変する。そこには生まれ来た技術ではなく、生まれ来た知識の共通理解、共有と…

「対抗文明論」を超えて

本書は、古くて新しい様式を展開している。 歴史のない文明があり、また歴史があっても借り物で、歴史の弱い文明がある。 ゆえに歴史のない文明が歴史を持つと、歴史は自分の立場を正当化する「武器」となる。 歴史のない文明の人間関係は、「みんなゼロから…

距離

本書は秀逸である。 1.市場では、生まれはあまり重要ではない。(両義性) 2.都市は、それぞれ異なる方法で、超えるべき西洋文明の粗暴なコピーを作り、西洋を超克してきた。 3.もはや政治的討論ができない場合、哲学や文学が政治の代用品になる。 4…

ゲームチェンジャー

本書は、日本政府への過去からの示唆である。 旧システムと新システムでは、「お客様」から見た点ではそれほど大きく変わってはいない。9割程度は従来のシステムの「書き直し」である。 お客様から見れば、キャッシュカードはあくまでキャッシュカードで、ロ…

共有

本書は読み解くほどに秀逸である。 脳は、情報を生物により分かりやすくするために加工した。(補助機能) こうして記憶連続性(蓄積)は、「リアル」と「注意」を結びつける。そしてこの「ワーキングメモリ=作業記憶」こそメタ認知であり、未来をシミュレ…

大人と人間のリハビリテーション

本書は秀逸である。 脳の機能は変わらないが、人は変わる。 しかしそこには、使っていない部位などと言う「残存機能活用説」はあてはまらない。 なぜなら主体が自体を動かす、心理的な活動を歪めるからだ。そして結果、不自由になる。 ゆえに動作とは心理現…

認知流動性

ひとつの領域で得られた経験が別の領域に影響を与え、想像力は無限の可能性を持つようになった。段階別の精神が、異なる領域のアイデアを同時に処理してしまうこの状態が、「認知流動性」であると本書は言う。 人間から権利や感情を抜き取り、ただの物体とし…

可解性の判定条件

本書は秀逸である。 平行線問題➡判別式➡多項式の根➡二極性(プラス・マイナス)➡対称性➡置換群➡集合論➡構造主義・システム論➡翻訳論(ファジー) キーワード:二項定理 フランソワ・ヴィエト 代数的構造 四次までの代数方程式 反証可能性 参考 「ガロア」天…

雇用創造

10年前の本書を、2020年に読み解く。 本書は、商品論についてではなく、雇用拡大論を読み解くものである。 「ギフト経済」は、流通することによって雇用のアイデアを高める。雇用・労働市場を通して、喜ばれる事業の始まりをつくる。 それは、膨大な予算を投…

モノクロとカラー(海馬と扁桃体)

量子色力学を別の見方で考えて見よう。 モノクロ写真でも大まかなことはわかるが、細部がわかり難い。しかも、何枚も写真があると、どれも似たような色なので区別しにくい。 一方、カラー写真は細部の違いまで鮮明で、たくさん枚数があっても一目で区別でき…

マイクロジェスチャー

1、フジテレビのニュース「Live News it!」(5月4日)の首相説明の画面に、「テレビ会議」のような画面区分で、国民代表に「デモ」のプラカードのようなものをタイムリーに持たせるのはあたらしい。 2、なぜ首相は記者等の質問に対し、「メモ」を取らずに…

問いとサンプル

疫病に対する時系列対応から、多くの問いが国民や有識者に投げかけられている。しかしその多数の問いに、ブレなく行動することは可能だろうか。 本来アンケートの質問事項や設問は、正確さやブレ防止のために、多くの問いがわざと用意されているが、現実では…

新生活様式

新生活様式とは、オンライン化(新画一化)にはなく、すぐに「集団」に身をまかせないことを意味する。 個々人の配慮が、独自に問われる時代の到来である。 人が皆同じように考えれば、集団ができるのは当たり前である。

協調ゲーム(信頼度数)

「マインドワンダリング」や「メンタルタイムトラベル」が、「マインドフルネス」より面白いと思うのは、それが「囚人のジレンマ」を超えて行く「ゲーム理論」(協調ゲーム)にまでつながる「物語」を紡ぐからである。 そしてそれが人類の「デフォルトモード…

記憶

本書は秀逸である。 場面の記憶は、その関連性がわかってはじめて、ことばの数が増えるだけでなく、時間的に順序立てて話すことができるようになる。そしてそこまで準備できて、はじめて筋の通った一連の出来事として「記憶」される。 そして記憶をつなぎと…

映像授業(ソーシャルイノベーション)

映像授業はいかにして生まれたのか。 イベント屋になる必要は無い。 それは、優秀な教師がより多くの、今まで以上に優秀な生徒を育てられるために。 それは、組織の「上」にではなく、「前」に立つ存在(人材)をつくるために。 キーワード:緒方洪庵 松下村…

予測の問題

ニーアル・ファーガソン氏は言う。 「起こることの予測より、起こらなかったことのために携わった人々を正当に評価する想像力を持とう」と。 たとえば弱者である子供の頃は、さまざまな危険にさらされている。しかし交通事故や大きな病気等にかからず大人に…

マーケットアウト

不況下、ゼロサム市場下、疫病下では、いままでの方法論では、経済成長の出口を見失ってしまう。 原価高騰、売価引下げの「サンドウィッチ現象」で粗利率が圧迫される以上に、市場はミスマッチ(売掛金管理不確実)に見舞われる。それゆえ売上高拡大方法では…

放射性同位体関連技術

私達が今日、商用利用のために多数の放射性同位体を生産する能力を持つことができたのは、加速器や原子炉の発明があったからである。 放射線技術は、直接原子力エネルギーよりも、はるかに大きな売り上げと雇用を、放射性同位体関連技術が生み出している。 …

長期戦と感情教育

本書の著者たちは秀逸である。 「遺伝子淘汰」とは、遺伝子間の「利害対立」があるからこそ、と言う事から始まり、「協調関係」にいたるまでのモデルを、「囚人のジレンマ」(長期的な関係では協力的選択がペイする)で示すことにある。 また、協調主義者が…

人権(交通)

知の際限なき展開は、「技術の暴走」を生み出す。 たとえば、新しい次元を得た「空間移動性」は、欧米の頭脳、もしくは印刷された本の中にある自分の過去への旅、つまり「時間的な移動性」に投影され同一視された。(文化と文化の交通の場合) 当初、4輪車か…