お守り

「笊かぶり犬」「赤梟」「犬張り子とでんでん太鼓」は、子供のために作られ、お守りとして、魔除けとして、玩具として与えられたものである。大人や親の思いは、子供の夢を育む玩具として、将来へのお守りとして与えられたのである。事実、観音様の境内には、おもちゃ売りがたくさん並んでいた。

もともと創造にはそういう想いが込められている。大人のための利便や合理性では説明のつかない、子供の将来を育てるものだった。しかしそれはあくまでも子供の命を守ろうとする象徴でもある。

NASAの創造も大人を宇宙へ連れてゆくものではなく、子供たちに心や核となる信念を与える強いもの、イノベーションであった。

科学技術が、なにも制限なしに、ただ「感動」をあたえられるものと考えたのであれば、それは直接大人の役に立つものではなかったはずである。

それは大胆さ、果敢さ、情熱を持って、子供の夢に、未来に向き合おうとしたのであると思われる。

 

参考

「江戸の縁起物」浅草仲見世 助六物語     木村吉隆 著

NASA式最強組織の法則」    ロッド・パイル 著