政治情勢のなかの女性

本書は政治に女性を進めるものである。

清少納言紫式部も漢学の教養=才を持って、中宮の女房となる。男性貴族たちとの接触には才は必須であった。また受領の娘として都とは異なる社会に接した経験も、宮の女房に求められた見識である。

歴史を理解し政治的に必要な教養としての「新楽府」を学ぼうとしていた時代、女房の職務に男性貴族の取次ぎをつとめることもあったことから、「日本紀の局」として歴史の流れとは無関係には形成されていない女性の政治歴史が確実にそこにはあったといえるのである。

 

参考

清少納言紫式部」   丸山裕子美子 著