ケンブリッジ学派の周辺

まず歴史は、マーシャル氏の「市場原理」だけを独り歩きさせた。それをケインズ氏が乗数・有効需要流動性選好で、今度はマーシャル氏自身の「経済学」をよみがえらせる。

生活の質は、「ライフスタイル」を求める。毎日の仕事が性格に及ぼす効果は大きく、それは卓越した理念に貢献するものであり、労働状態が倫理的発展に対してもつ関係は相互依存的であり、それは「協働組合」の性格をも超えるからである。

つまりマーシャル氏とケインズ氏は、『「経済的進歩」という用語は狭い』と言う事を歴史に示したのである。

 

参考

ケンブリッジ 知の探訪」経済学・哲学・文芸     西沢保/平井俊顕 編著