時代に対する納得(議定論)

江戸の人生模様には「人情」がある。ゆえに争いの顛末は「裁き」ではなく、和解案の創出と方策講じにあり、基本構図は当事者の「納得」の希求と、裁く側の「説得」と「判断」の仕方に掛かっていたのである。

つまり人間の争い事を解決する要諦は、「納得」させるという「歴史の解明」と「人間理解」を深めることにあったのである。そしてそれが現代へと繋がる手がかりでもあったと言える。

 

参考

『江戸の裁判』花祭の里の天保騒動記「議定論日記」    山本正名 著