逆旅(税金編)

本書には、「資本主義」の素直な「欲望」と、「民主主義」の本質が内蔵されている。

それが「欲望という名の税金」、人々が喜んで支払う唯一の税金だからだ。

投機熱・資本主義・民主主義は、この「税金」という名の「逆旅」である。

「勝敗はすべて運まかせ、真に民主的な方法で勝者と敗者が決まる。宝くじの絶対的な公平さは、万物が偶然の上に成り立っているということの事実を示す」

出会いはすべて偶然であるが、人の心を惹きつけてやまないがゆえに色を添え、永遠に「存続し続ける」ことができる「宝くじ」(税金)と人生。

税金は、庶民の夢の実現のために、人生でのさまざまな出会いのために、いつまでも羽ばたかねばならない。

 

参考

「宝くじの文化史」   ゲイリー・ヒックス 著