再現性の希望

毎日が「同じ」であることを望んだ。「再現性」は神と自然に望まれた。飢饉や洪水は変化だった。やがて変化すら変えられる再現性を望んだ時、「確率概念」の科学が生まれる。

一般通念としては、「繰り返し」が重視されたからだ。

経験についての予測を得るために、「明日はまた来る」を導き出すために。

「未来は過去に似ている」、「見えないものは見えるものに似ている」を得るために。

歴史とは「静的社会」においては「機械論的」な影響を受けた。正確な繰り返しを望んだからだ。それが変化すら変えられる、操作できるまでの歴史を望んだ時、「予測」よりも、「予測不可能」な「アイデアの歴史」を望んだのである。

 

参考

「無限の始まり」   デイヴィッド・ドイッチェ 著