ノーマルとは何か?

「失われたものを数えるな、残されたものを最大限に生かせ!」 

この言葉には含蓄がある。社会の矛盾した縮図だ。

「戦争負傷兵士」のための「リハビリテーション」が、自分の存在理由さえも失いかけていた患者たちに生きる悦びや希望や可能性を「スポーツ」(競技)として伝えた。

その後、社会は「障害」の概念を変えて行く。障害を「差別」として除き(ノーマライゼーション)、「ユニバーサルデザイン」をして「センサー社会」を育む。

そして「負の現実をどう変えて行くか」は、「発想を転換すれば社会は変わる」(教育)とされた。

今あるうつ病認知症は、社会脳(社会的な能力)の低下と見られている。社会が人々を生きづらくしているからである。知が競わせているからだ。

そしてこの迷路はいままさに、「心身の問題」として「ゼロリセット」されようとしているのである。

 

キーワード: 戦闘 競争 評価 PTSD

 

 

参考

パラリンピックを学ぶ」   平田竹男 河合純一 荒井秀樹 著

「社会脳からみた認知症」    伊古田俊夫 著