インパクトファクター

学会発表は、研究成果発表の仮の場である。成果発表の正式な場は「論文」である。

しかし始めようとする動機は、「独我論」にあるからまず学会発表は登竜門である。そこから脱却し、広くインパクトを与えて本物になるためには、パロールではなく、行間を読めるインパクトファクターにならなければならない。

「書く」ことは自分に気づき、自分の生み出す「行間」から「新たな行」を発見・創造していくことだ。そのような新たな気づきを持てる「書く」という論文を世に問えば、自分と同じにその成果の行間を読む者も必ず現われる。それは独我論を超える広い解釈を社会に強く与え、研究者のすそ野を広くする。これが論文の自律性である。そしてその真髄が「決定論からの自由」である。

一人の成果が支配的なものになるよりも、より多くの研究者にさまざまインパクトを与えることがつまり、その普及と強理解と協働的制度論の最終目的である。

 

参考

「これから学会発表する若者のために」    酒井聡樹 著