現代労働運動史

「連合」が結成された時期には、「東西冷戦」の時代は終焉し、中国では「民主化」は挫折した。そして日本の経済・企業活動も「グローバリゼーション」の影響を受け、またそれを「促進する役割」を担った。組織とは、「春闘」よりも「湾岸戦争」や「バブル崩壊」に対する見解を求められる存在というのが真実の姿だったからである。

ゆえに山田清吾氏は卓越していた。シンクタンク機能、国際活動、教育活動を重視し、連合総研、国際労働財団をいち早く創設したからだ。

そして現在では、「ワーカーズコープ研究」や「高齢化社会」に備える「退職者などの組織化」や「コミュニティ・ユニオン」や「シルバー人材センター」の先駆的な研究位置があらためて期待されているのである。

 

参考

「ものがたり 現代労働運動史Ⅰ」1989~1993 世界と日本の激動の中で      高木郁朗 著