個体化

主体の外にあるリアルなものの個体化は、主体のうちの認識の類比的個体化のおかげで、主体によって把握される。

主体の認識の個体化が、個体を創造し個体を認識するのであり、単なる付与された認識によってではない。

そこにあるのは「力動的トポロジー」概念であり、「準安定領域」による。エネルギーと技術はそこから「直観」(プラグマティズム)を得ている。対象の個体化は、人間の実在から完全に独立しているオーダーではないのである。

その意味で情報は、「部分集合」を含むものとしての、総体の内的共鳴である。この「内的共鳴」の解進展が、総体の個体化を実現し、「交換」は内的であり外的であるリアリティを定義する。

そしてこのリアリティは、「絶対的個体の生成を拒否」しながら「主体が主体であり続ける」ようにさせる倫理的なものとなる。

 

キーワード:ベルナール・スティグレール

 

参考

「個体化の哲学」形相と情報の概念を手掛かりに    ジルベール・シモンドン 著