可能世界論と「外延性」確保

アーサー・エディントン氏、ヘルマン・ワイル氏、エルヴィン・シュレーディンガー氏、ヴォルフガング・パウリ氏等により、一般相対性理論についての独特な、責任ある教え方がなされゆえに、次々に新しいアイデアが誘発され生まれた。

こうしたことから、一般相対性理論量子化を目指す弦理論やループ量子重力理論、それ以外のマイナーな試みまで、現代のほとんどすべてのアプローチが、「時空」を基本要素とすることを断念するに至っている。

なぜならそれは、八木沢敬氏が言うように、ルイス氏の様相実在論が、可能世界論を言語で置き換えることで、外延性を維持しているという独特の利点を持つことと、あまりにも似ていたからである。

 

キーワード:可能世界論 様相実在論 時空の放棄 マルチバース 人間原理

 

参考

「パーフェクト・セオリー」一般相対性理論に挑む天才たちの100年   ペドロ・G・フェレイラ 著

「世界の複数性について」    デイヴィッド・ルイス 著