バイオインスピレーション

人間もネットワーク構造を持っているが、それは脳や心臓という中心器官を必要とする。しかし植物はモジュール構造ゆえに完全な分散システムを持つ。

1、そして植物の根や葉脈(分散システム)が、遺伝子に支配されないないエピジェネティックな記憶(蓄積)を可能にしていると考えられる。つまり環境解決しているのである。

2、そしてこの分散化能力は、運動能力(神経系)に直接関係している。動物のように動けない植物は、「問題を避ける方法論」(中心制御)の動物から、「問題をその場で解決する」道をネットワーク(ベース)に開いていたのである。

3、そして問題解決できるこの植物の強さの誕生が、生命の基礎(歴史)を支え、その持続可能性的事実が、上部構造(動物)よりも未来を知っているであろうということの正確な比喩なのである。

 

参考

「植物は〈未来〉を知っている」9つの能力から芽生えるテクノロジー革命  ステファノ・マンクーゾ 著