リトルロック考

ハンナ・アーレント氏が、「出生性」と呼ぶものは、世代出産性である。それは終わりへの存在が、始まりへの存在の「世話」をするという混成的な実存可能性である。

つまり終わりばかりでなく、始まりさえも「ケア」できなかれば、「人間的共存」という現在の「本来形」を為すことはできないということである。

世界は終わらない。共存は「世代交代への配慮を「現在」にいつも含んでいるからである。

 

参考

「世代問題の再燃」    森一郎 著