現代

まず患者の考え方の偏りを直す。「マイナス思考」になっていると別の見方や別の考え方ができないので、考え方を変える指導を受ける。「マイナス思考」を変えるだけで、確実に「免疫力」を上げることができる。「心の免疫力」は「心の耐性」である。そしてそれは最終的に「認知の歪み」に気づくことである。

病と認定されなければ社会では生きづらく、認定されれば「自分のせいではなく、病のせい」だと「免責」される。しかし名づけられなければ、社会に居場所はないのか。

しかし病とは、もっとも極端な「主観性」の中にしりぞくことであると同時に、もっとも端的な「客観性」への転落なのである。「病と実存」の関係は「世界への志向性」であると同時に、「世界への自己放棄」であるとするならば、謎に満ちた「地位の秘密」は、世界そのものに問うべきではないだろうか。

 

参考

「こころの免疫学」    藤田紘一郎 著

自閉症連続体の時代」    立岩真也 著

精神疾患と心理学」   ミシェル・フーコー 著