いつでもどこでも

神話論的グノーシスから哲学的グノーシス、あるいは神秘主義への移行は何を示したのか。それは「非事物化」され、「合理化」されたと言うことにある。「いつでもどこでも」再現可能な「存在の純粋な内在法則」、「全般をつかさどる合理的自律性」への次元に、「位階」を保ちながら超出するためであった。存在の頂点と無世界的な否定性は、こうして保持されたのである。(大貫隆氏)

 

参考

グノーシスの変容」   荒井献 大貫隆 編訳