リングイストと抽象度

「対話」の場で頼りになるのは「イメージ」の力である。ゆえにそれは翻訳や通訳ではなく、イラストが力強く対話(言語)をガイドする。

そのためには言語にはない「抽象度」を逆に上げなければならない。自分の中の「心地よさ」の感覚とイラストがきちんとつながることで、相手に伝わること(共感力)へ通じていくからだ。

そして「物語」が動き始めると、自然とそこには「他者視線」が備わり始める。そしてこのストーリー思考は、顕在知と潜在性をつなぐ架け橋となる。

「リングイスト」としての信念は、「リテラシー」(読解記述力)と同じではない。むしろイラストに近い高度な「抽象度」を持つ。ゆえに立場やスキルの弱い方に味方する。言語や表現のスキルを持つ者が、「助力」するとも言えるのである。

 

参考

「伝わるイラスト思考」   松田純 著

「リングイストを知っていますか?」   マサミ・コバヤシ・ウィーズナー 著