楕円曲線論を抽象する

本書は秀逸である。抽象に成功しているからだ。磁石の循環は考察される理想図である。

 

ウロボロス型の配置を安定させる「ループ」構造の発現は、バケツの穴が開いていることを意味したリレーである。

*「ワインボトルの底」の比喩は、二つの方位磁石を並べた状態から現れる。

*外部の磁石により、内部構造が二種類に変わる。磁壁の移動と磁区内の回転を、外へ発する磁石の様子から区別することは極めて難しい。

*直線運動(閉曲線)においての主役は質量と力だが、回転運動(閉曲線)においてはそこに「質量の分布」が加わる。

*「無限平面」から受ける引力(円の面積と距離の比)。

*落下運動を調べるシンクロナイズド・フォール(順序よく落とすと放物線が現われる)。

*円の対称性が凹めば、それに直交する方向は逆に凸になる。こうして円・楕円、円・楕円を繰り返す。(ドップラー効果楕円曲線論)

 

参考

「呼鈴の科学」電子工作から物理理論へ  吉田武 著