スタンス論(理論物理学)

スタンスが委縮しないように、だれでも最初は広く大きく取るが、そのうち狭くなる。不安から委縮するために狭さへ移行する。そしてその先に人は「何かある」と思い込もうとするのだが、理論物理学は狭くなったところで再びスタンスを広げ、力ある重要な理論にして行く。これは個人的な経験則ではなく、応用度の高さを教えてくれるのである。インスピレーションと社会共有の視野感覚はここから生まれる。

素粒子論が超弦理論につながるように、プラズマ論は群論へと精査される。数学や経済学が教えるように、ミクロからマクロへ、そしてマクロからミクロへと「反転と反復」を繰り返し、個人感覚から社会感覚へと共有を拡大して行くのである。

 

参考

物理つみくさ集 (伏見康治コレクション4)       伏見康治 著