分断と分散

分子系統学においては、必ずしも時間的な効率だけが重要ではない。使い分けの方がむしろ重要である。

集団が地理的に隔離される仕組みには、大きく分けて「分断と分散」があるが、動物集団としての移動は、元来の生息地から新天地への一方向だけでなく、逆戻りすることも考えられる。

その意味で、ほとんどの種は、分断と分散を「タイミング」として経験しているのである。

 

参考

「哺乳類の生物地理学」     増田隆一 著