算盤(町衆の生活)

林屋氏の視野は広い。芸能、遊芸等の伝統文化を、町衆論のなかに融合させている。

素庵氏の興味もまた幅広く、「嵯峨本」世界の風流が、町人社会のための「塵劫記」の出版に行き着いたとしても、それは何の不思議もないと思わせるのが、本書である。

 

参考

「角倉素庵」   林屋辰三郎 著