個人的な技術からの解放

霊感を受ける者と与える者との区別が存在し得ないのが、シュールレアリストの詩作品である。霊感を与えられ解放されるのは、作者と読者の双方だが、ここから共同作業により、創造行為ははじめて完成する。そしてこの個人的なもろもろの技術からの解放は、タブーを打ち破って勇気を得る上で、常にシュールレアリスムに立ち返り、前進的なエネルギーを汲み取るのである。

 

参考

「現代詩試論 詩人の設計図」   大岡信 著