ミード氏の関係性

政策に功罪があることをまず踏まえ、ダメな時はすぐに次の策を打つというのが、ケインズの思想である。

ケインズの「貨幣論」は次の一手を「企業家精神」に例える。

「もし企業家精神が発揮されるなら、節約がどうなっていようとも、富は蓄積されるであろうし、もし企業家精神が発揮されないなら、どんなに節約がなされたとしても、富は衰退するであろう。」と。

つまり一連の美しい仮定だけでなく、実行の段になってその仮定が有効に作用しているということである。

「ミード氏の関係性」も、貯蓄の大きさは、出発点の投資と、等しくならねばならないということを示している。

まず最初の刺激のための財源を生み出すことが、短期的な便宜のためだけでなく、長期における便法として、政府の活動を正当化する。

 

キーワード:ジェイムズエドワード・ミード

 

参考

ケインズ」最も偉大な経済学者の激動の生涯    ピーター・クラーク 著