集合記憶とリバイバル現象

「集合記憶」は、必ず「リバイバル現象」に向かう。

集合記憶は、記銘や保持の過程よりも、現在の視点から過去を「再構成」するという、「想起」に重点が置かれた概念だからである。

これは、誰かと映画を見てその感想を語り合うことや、同じ本を何度も読み返す「愛読書」行動と似ている。

これは、「反復」による「差異」の抽出、という成長過程の基本であるが、その「差異」には、まちがいなく「親近性効果」が認められる。

不思議な事だが、それは「類似性」という「親和作用」の「創出」に深く関わるからである。(クロード・レヴィ=ストロース

 

参考

「テレビという記憶」テレビ視聴の社会史     萩原滋 編

「異貌の同時代 - 人類の外へ」   渡辺公三 石田智恵 冨田敬大 編著