視覚の上の言語の基礎

ことばは、イメージに形を与える「彫刻刀」である。

しかも時間経過である「前から後ろへ」、「後ろから前へ」という「推論」に強い。

意識の時間軸は、口承によって確実に未来へと広がった。ゆえに「災害伝承」と「死者供養」から始まり、記録(レコード)からはスタートしていないのである。

そこには、「史前史」が「史外史」であるという壮大な試みがあるが、すべては「孤独の発明」という群像記憶である。

そしてこの呪術空間と視覚空間は、不安と自分が他者にどう見えるかという展開(位相)の中で、意識が自己意識へと展開するよう選択圧をかけたのである。

 

キーワード:カンブリア爆発 視覚 生存競争 多様性 フィクション 言語

 

参考

「こえのことばの現在」口承文芸の歩みと展望   日本口承文芸学会 編

「日本文学の発生 序説」  折口信夫 著   新版解説 三浦雅士