天文学から水準器へ

本書は大きなヒントをくれた。

シュメール人の60進法や度は、360日という「周期性」から来たと考えられている。しかしタレス氏はアルケーを「水」とした。アルキメデスに至っては、そこから「アルキメデスの原理」(微分)や「浮力」・「天秤」の概念に行き着いている。

そこで私はそれを「ラジアン」の起源に結びつける。大工道具である「水準器」の存在である。それは「~を平らにする、平らに置く」(ba)という角度の概念を認識させた。この建築の隠喩は「容器」なる「器の叡智」を人々に気づかせる。それは運び、こぼれない。この揺れに関する認識は、時を天秤の概念と容器の概念に直接結びついたのである。

 

キーワード:水準器 地図 時計 三角関数 微分

 

参考

シュメール人の数学」粘土板に刻まれた古の数学を読む   室井和男 著  コーディネーター 中村滋