共同プロジェクトへの参画(新対象関係論)

たとえば航空機の安全運航を支える基準・規約の体系が、越境や不時着の問題から重大視されたのが事の始まりのように、何が知として横断しているかは、共同プロジェクトに積極的に参加して見なければわからない。歴史もまた人的資本に還元された主体から、人民の権力を探し求める参画を作らねば、人民主権は真の姿を顕せない。我々は協調関係の管理ツールを解明できるし、共生関係をプロジェクトすることができる。社会的承認関係(欲望から承認へ)は、対象関係論にあるからだ。それゆえに、それぞれの他者のために自分の自己中心的な欲望を相互に制限する認識論として、共同プロジェクト(学際)を対象関係論のために、あえて立ち上げるべきなのである。

 

参考

「安全基準はどのようにできてきたか」   橋本毅彦 編

「歴史ができるまで」   J・H・エリオット 著

「いかにして民主主義は失われていくのか」   ウェンディ・ブラウン 著

「世界は細菌にあふれ、人は細菌によって生かされる」   エド・ヨン 著

「私たちのなかの私」    アクセル・ホネット 著