バビロニア数学試論

G・カントール氏は言った。「数学の本質はその自由性にある」と。

この言葉は、「バビロニアの数学」を「読み直し」(試論)て、はじめてわかる「作法」である。

バビロニアの数学は、「面積・体積」を「重量」と考えていた。それは「度量衡」が「運河と灌漑」を介して、「移す・移動させる」という意味に囚われていたからである。なぜなら「60進法」は高い「記憶力」がないとうまく扱えない特性があったからだ。

つまりバビロニア数学が「幾何学」に貧弱だった理由は、ギリシヤ同様に「図形」を扱いながらも、この事実(重量⇒移動)に立脚していたからである。

 

キーワード:記憶術 自由度 ラジアン 天文学

 

参考

「数学の作法」  蟹江幸博 著

バビロニアの数学」   室井和男 著  矢野道雄 解説