戦力と言う影

「障害」の発見が、「排除」に最も結びつきやすいのが、「戦争」である。「優生思想」は戦争と絡みあって展開されてきた。1940年の「国民優生法」がそれだ。戦後は「優生保護法」と名を変えた。つまり「戦力」とならないものは「国」のコストになるということで、「老老介護」の老も、「地域共生社会」構想も、「相互扶助」ではなく、ある種の「戦力」と位置付けて「動員」しようとしているのである。しかし本来、最も「障害」(概念)となるのは、この戦力という優生思想の影の方である。

 

参考

「障害とは何か」戦力ならざる者の戦争と福祉    藤井渉 著