人間の癖(時間)と科学

「原因と結果」は、時間的に存在しない。ただ「文脈」という多世界解釈があるだけだ。つまり人間の受け取り方では、「大量の並列処理」はできないから、時間に置き換えられてしまうのだ。

この考え方によれば、過去と未来の両方が現在の状態を決めるという多元性が理解できる。つまりヤキール・アハㇻノフ氏は量子力学を時間的に「対称」にする。「時間対称化」は「確率」という判断の意味(継起)を変えて行くのである。こうして「分岐」の意味は「自由」になる。「選択」という「時節の挨拶」は、「自信」と無縁になる。

この世界は必要だ(F・F・ホフマンスタール

要は人に価値を与えることだ どんな人物であれ ただあるがままに(P・ヴァレリ)

ポール・セザンヌ氏は言った。

「私は描き、私は制作し、思考に囚われない。」

「われ描く、ゆえにわれあり」とは、時間的な「作為」がない、「自然という行為」である。つまりその「構築」に、「人間的癖」を外しているのである。

 

キーワード:並列処理 横断知 学際

 

参考

量子力学の哲学」非実在性・非局所性・粒子と波の二重性    森田邦久 著

「数学的決断の技術」やさしい確率で「たった一つ」の正解を導く方法    小島寛之 著

セザンヌ」   アレックス・ダンチェフ 著