国民代表の意味

本書の名文を国民は知る必要・権利があるから引用する。

 

ー 国民代表の意味は、「命令的委任の禁止」から生まれる「自由委任の原理」である。これはフランス革命期の「国民」主権論を前提として、私法上の「委任・代理」理論を「選挙・代表」関係に借用したものである。そこで、選挙区から選出される議員は、特定選挙人(選挙区)の代表でなく、抽象的な法人格である「国民」の「代理人」であるとされるが、逆に、この私法的な法律構成に由来する「代理」理論の効果を遮断するために、「全国民の代表」であることが明記される。 -

 

つまり主権を有するとされる国民が、具体的な人民として観念されることと、抽象的な「法人格」の間に置かれた、不思議な「半代表」(両義性)なのである。

 

キーワード:自由委任の原理 法人格

 

参考

「国会を考える」   大石眞 大山礼子 編著