標準教育とオーディット文化

本書は秀逸である。

「標準を作る」ことから、「標準を使う」という「適合性評価」から、新規性は生まれる。これはインターフェイスではなく、科学技術で最も重要な「再現性」の暗号化、セキュリティ化である。そしてそこから「公共財」の概念に向かう。文書化・実施・結果という再現性のサイクルは、第三者機関を通し「自己規律化現象」となる。二国間による暗号貿易も標準化からは可能だが、それはただの保護貿易の延長線上にはない。そこには「暗号化」されながらの「公共財」へ道があるから、安心・安全はさらに高まっている

たとえ標準に値段がつけられていようと、商品の販売が有利(社会拡散有利)となる場合、標準自身が無料になる可能性(方向優位)があるからだ。これはブロックチェーンの概念にも近い。

 

キーワード:WTO/TBT協定 OECD 文書化 再現性 暗号 公共財 ブロックチェーン

 

参考

「国際標準の考え方」グローバル時代への新しい指針    田中正躬 著