読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

否認の病とパターン認識(視覚空間処理の重要性)

視覚情報(文字)と音(表音)の情報をたえず関連づけて起動させないと読字はできない。表意文字から表音文字へのこれは、かなりのストレスとなる。ゆえにここにパロールエクリチュールの差異が生まれる。読字障害の人びとは視覚空間処理とパターン認識が非常に特異である。情報を言語に変換しなければならない健常者にくらべ、読字障害の人びとは視覚処理において独創的である。

「気づいていない」状況に陥るのは、依存の実態を隠したり、実際より過小に申告する習慣から起こり、やがてそれは依存症(否認の病)となる。否認の病は、弁証的な「否定の否定」(陰陽・反転・ゲシュタルト)にならないところから、パロール依存的である。

言語領域からの依存は、視覚空間処理やパターン認識という脳の活性化を、文化負荷から失わせる圧力となっているのが現在である。

 

参考

NHKスペシャル「病の起源2 読字障害/糖尿病/アレルギー」  NHK「病の起源」取材班 編著

「いまどきの依存とアディクション」プライマリ・ケア/救急における関わりかた入門  松本俊彦 宮崎仁 編集

「記憶が消えるとき」老いとアルツハイマー病の過去、現在、未来   ジェイ・イングラム 著