葛飾北斎とその形象

北斎氏は名所や風景や人物を紋様や模様に当て嵌めた。それゆえ自由度は独創的である。畳や金網など生活に身近な物や、幾何学的文様あるいは、紅葉、菊、鶴、兎などの動植物を簡略してデザイン化した図柄の随所に、作画のための割り出し方を考えたのである。

冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」などは、フラクタルの意味で逆に、自然主義を超えた超リアルとなっている。

 

参考

葛飾北斎の本懐」  永田生慈 著