リクルーター

人間であることをやめなければならない時代が来た。「人間中心主義の終焉」と「人間の終焉」である。人工知能そのものには「生物学」的な意味合いはない。実際にアウトプットとして私たち人間の目の前に提供されるものは「思考の結果」ではなく「制御の結果」である。

意図的な「思考の結果」が、間違った「リクルート」を生む。それは経済的にも「制御の結果」ではない。

従属性をめぐる議論」や「内包化という暴力への抵抗」という「思考の結果」は、定住を内面化する物語の死へ向けて、逆に皮肉な「制御の結果」として現れる。つまり「制御できない者」は「制御される者」となる。そしてその結果が吉と出るか凶と出るかは、「現在に繋がるもの」として歴史を捉えたかどうかによる。

 

テリトリー意識」や「棲み分け」という生物的意味合いは、もはや現代において「制御の結果」ではない。人々がどのように生き、どんな確信を勝ち取ってきたかを知ること、それが「確信」を持って生きて行くことである。「就業経験で違和感が増幅される」という現代的気づき、これも歴史学の新しい試みである。こうして未来像は「今ここにある危機」に切り込むのである。

 

参考

「あたらしい人工知能の教科書」プロダクト/サービス開発に必要な基礎知識    多田智史 著

「国際テロリズム」その戦術と実態から抑止まで   安部川元伸 著

「歴史を学ぶ人々のために」現在をどう生きるか   東京歴史科学研究会 編