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人材とは何か?

「あえて不均衡な状態をつくる」

これはチームを不均衡にさらすことではなく、人の成長カーブはすぐに緩くなり、日常に物足りなさを感じるようになるから、個々人が故意に不均衡な状態をつくり、自分に新しいチャレンジを与えるのである。

「相手の逃げ道を残す」

これは「正しさ」を示すことも大切だが、チームを不均衡にさらすと「チームで成果を出す」ことはできないから、相手を追い詰めて人間関係を破壊してはならないということである。「橋(経路)を焼き払う」ことは得策ではない。

「家族は社会の縮図」

家族もチームであるから、種というチームの成果を子孫に伝承し残さなければならない。社会市場が人間評価不安定な時こそ、取引費用を家族のもとで内製化しなければ、社会に志ある人材を残せないからだ。

「要求が多すぎると交渉に勝てない」

これは「要求の種類が多いと勝てない」ということではなく、「勝か負けるか」のような選択肢が少ない場合、おのずとたった一つの要求だが、相手にとっては「勝つか負けるか」のような大きな要求に映ってしまうことを言う。あらかじめ選択肢が多くない要求を突きつける人間というのは、実は多様性も解決策も知らない人である。事前に10~20個くらいの選択肢を用意できる人間が、その交渉で得た2~3の取れ高で、融通できることが、実はすぐれた知能の持ち主と言える。つまりここには妥協点という視点も必要ない。選択肢の多い人間は、交渉の立場にすら立つ必要のない「事前思考派」かもしれない。そう考える、もともと「知恵を用意する交渉の場所」から「答え」が導き出せるなどということなど、他力本願のフィクションなのかもしれない。

 

参考

「続ける力」人の価値は努力の量によって決まる    宇宙飛行士 若田光一 著