映像とレーダー(同時発生の宇宙)

目(眼)がレーダーであると思われていた時代があった。

電波のようなものを対象物に向けて発射し、その反射波を測定することにより、対象物までの距離や方向を測る装置と解されていた時代である。

しかしその解釈はあながち間違いとは言えない。なぜならK・F・ブラウン氏が「ブラウン管」(映像)とレーダーの基礎を「通信分野」として同時展開していたからである。この両義的展開は大いにヒントになる。

つまり映像や色彩は、直接にはレーダーではないが、実は人間にとっては、それ以上に物を知るための「映像の修辞学」であったのだ。

 

キーワード:陰極線 真空 相転移 準安定領域(準安定状態)

 

参考

「レーダの基礎」探査レーダから合成開口レーダまで  大内和夫 編著

「映像の修辞学」  ロラン・バルト 著