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声を上げる

「集会条例」から憲法草案の起草運動にかけて、自由民権運動は明治専制政府と闘う。勝てはしなかったが、展開し得た。闘ってかつ次の闘いに受け継がれたからである。「運動主体の形成」はこうして今も民主主義運動として継承されている。

世界文学とは帝国に属さない、歴史のトラウマを持ったそれぞれの文化が自ら投影した「他者性」を通じて、自分を認識するやり方である。何が他者性として排除されてきたのか、それを可視化する可能性を持つ。

他者化は主体によって行われるのではなく、「集合的に連鎖」しながら生じる「脱領域化」である。ゆえにそこには、「他者」を名乗ること、「他者」という呼称から逃げること、のネットワーク両義性がある。

しかし「他者=別の世界に生きる」という「創造」の「声」は、「言語」を超えて現在は認識されている。

 

参考

『ドイツの「移民文学」』他者を演じる文学テクスト    浜崎桂子 著

増補版「明治の革命」自由民権運動     三浦進 著

星条旗の聞こえない部屋」  リービ英雄 著