読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

執行役員に「労働法の保護」はあるのか?

執行役員に「経営者としての自覚」を求めるというが、これが単に主観的な「やる気」にすぎないのであれば、従業員への精神論や士気の高揚でも足りるかのような誤解を与えてしまうことになりかねない。

もちろん「やる気」も大切だが、ここで「経営者の自覚」とは、それ以上に経営者としての法的な責任も含めた経営者の責任を負うことを認識するのだが、経営者はビジネス・リスクを直接負いながらハイリスク・ハイリターンを狙わなければならないポジションにある。

ビジネスリスクを直接負わないローリスクな従業員は、「配分」こそ自分でコントロールはできないが、執行役員にはどこまで自由主義経済下で利益を伸ばせるかがその腕に直接かかっており、そこには労働者のような労働法の保護はない。

つまりビジネスコントロールが制御不能になるのはこの地点である。

 

キーワード:やる気とやり過ぎの差異 株主 労働法

 

参考

第五版「執行役員制度」運用のための理論と実務   浜辺陽一郎 著