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値千金 (春宵一刻)

撒かれた種子が、自分を種子と知らずにいる自然界。

起源を見失った存在。

「さあ息をとめて!」わたしたちは写真屋にいるのではない。

放射線科にいたのだ。

円環は増殖する。

円環は自己を喪失するが、ただしそれは消滅ではない。

時間の内部に戻ってくるのが「失われたもの」ということになる道筋。

巡礼の旅は過去の集積を見るためではなく、〈往古〉の徴を見出すためだ。

「流出」とはつまり、「答えの洪水」ということだ。

 

勝手に逃げろ ― さまよえる影になること

 

参考

パスカルキニャール・コレクション「さまよえる影たち」〈最後の王国1〉