市民社会から労働者団結の時代へ

ハル・ノートを「経済制裁」とみると、時代は一変する。

保護主義」は「経済制裁」であり、「外交」でもなければ「司法」でもないからだ。そしてこれは「自衛権」の拡大解釈である。

しかしこれから本当に登場するのが、古くて新しい「万国の労働者の団結」である。労働者協働主義(フェビアン・ユニオン等)に近いものである。

かつてアメリカの理想が「連邦裁判所」とされ、その理念が「常設国際司法裁判所」にいたる道は、世界に開けたが、いまや経済制裁保護主義)が紛争の引き金や特定産業保護による格差につながる以上、国家でもグローバル(底辺への競争)でもなく、インターナショナル(労働者の団結)による。現代では「経済の危機」ではなく、「労働者の危機」が、「先端科学技術」でも予感されているからである。

 

キーワード:市民社会から労働者の団結へ

 

参考

経済制裁と戦争決断」    佐藤元英 著

「安達峰一郎」日本の外交官から世界の裁判官へ   柳原正治・篠原初枝 編