オセロ

それは「歴史」を学ぶことでも「起源」を知ることでもない。それは「温故知新」に似ている。遡ることは新しく生まれ変わることだ。

本居宣長氏の「妙理」は、常理の延長、「サクセスフルエイジング」ではない。それは「結果」よりもむしろ「過去の記憶」へと逆行する。そしてそれは重要な人生の出来事の再発見と再定義をする、つまり再解釈により「道」をつけるという「道の学問」である。「学」とは新しい意味を加わえることになる。

もしこの世に見出せないものがあったとしたら、また道を辿ればいい。何度も過去を解釈し直すのだ。そしてそこに自分が望んだ自分を見いだせれば、それは勝利の道に啓けた確かな模様である。

 

参考

本居宣長」近世国学の成立    芳賀登 著

「老年的超越」歳を重ねる幸福感の世界   ラーシュ・トーンスタム 著