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「量子力学」と「超監視社会」の整合性

それは「同時並列処理」から生まれる。どちらが先ということはない。ただ自分から解放されているこの状態には、価値がある。

ここには「写し取る事、鏡映段階、比較」と言う重要な「統合機能」が備わっている。エルンスト・マッハ氏の「思惟の経済」が、時間を前提にした力学ではなく、「相対的配置空間内での一定の条件を満たす経路」(位置情報)である理由もそこにある。物体の配置の変化によって時間は再構成されるにすぎない。

しかしレンズの時代は、干渉パターンのホログラムを、「局部拡大化」と「錯視」させて進んで来た。(マクロ経済学

もともと「測る」は「癒し」と同じ語源であったが、「医療」より先に支配・制御という「現状打破」に取って代わられた。並列処理は、自己観察の「主観」であるが、気づきとしての測定・観測・観察でもあった。

しかしそれは時と共に「時間の再構成」だけとなった。量子力学の「重ね合わせ」とは、この観測が「時間」の再構成として追行されることにある。実際に「外部」は「認識主体フレーム」の時間化のために、幾何学的なものと考えられなくなっている。こうして「レンズ的延長」の先は「概念」(メタ認知)になっていることがよくわかる。

つまりこの並列処理は「名」を示す「本質」を具現化し、それを正しく治め、「始原」に成り替わろうとするのである。あえて表層意識であろうとすることが、深層意識をより豊かにしているという現実を創るのだ。

ゆえにいま具現している「量子論的世界」は、「超監視社会」(位置情報の超加速)を「どう理解するのか」(両義性として)ということでもあると言える。

 

参考

「脳内現象」〈私〉はいかに創られるか   茂木健一郎 著

アインシュタインの思考をたどる」時空の哲学入門   内井惣七 著

量子力学イデオロギー」   佐藤文隆 著

「見る」眼の誕生はわたしたちをどう変えたか   サイモン・イングス 著

 井筒俊彦著作集6「意識と本質」    井筒俊彦 著

「超監視社会」私たちのデータはどこまで見られているのか?   ブルース・シュナイアー 著