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新リアル循環モデル

占星術は政治学・経済学・金融論・量子論・情報公開論の本質にまで大きな影響を与えたのか。

本書は秀逸である。いま「民主主義」は、新しい「リアル循環モデル」の中にいる。

人間は知識を持つことではなく、先回りすることからはじめた。これが「ルーカス批判」の骨格である。

天体の運行を読み、穀物の出来を予測した。これは占いと賭けと蓄積された経験値のすべてを兼ね備えたゆえに、人類は生命をスタートさせることができた。やがてこれが「現状認識」と「先回り」により、「変化率」の知として「相場」を開く。やがてその相場が現在(期待)を変えて行く。

「インフレ・ターゲット」や「量子論」が「観測者の干渉」を受けるように。罪刑法定主義」の帰結である「情報公開」は「政策」として、この先回りによりあまり有効ではなくなった。

そしてこの中心に位置するのが、ライプニッツ氏による「事物の未来の位置」を知るという事と、「動的均衡理論」(調和・循環)の双方を兼ね備えた微積分(加速度のグラフ)と記号学(パス・フリー)のである。

この双方は、アインシュタイン氏が「時空連続体」と呼んだもので、この方法論によって「先回り」と「起源論」は、今も展開されている人間知(最小作用の原理)の「時間探究論」である。

 

参考

「経済数学の直観的方法」マクロ経済学編    長沼伸一郎 著