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断層

世界に未来があるとすれば、世界の生に対して責任を持つことは大きな負担となるだろうか。この責任の重さは責任の範囲にではなく責任の特殊性に由来する。

                     ー 損得を数え直す ー

だから何がする値打ちのあるものか、持つ値打ちのあるものかを認識するために、恐怖の売り買いをする暴君になる必要はない。

               ー ハムレットの立証責任・マクベスの恐怖 ー

 

「知識と縁を切る」とはたぶん、「承認を奪われた瞬間」の究極のイメージである。

「母が認知を拒むとき、それをわが身が八つ裂きになる感覚として受け止めた息子の物語」はまさにキリストの磔刑像であろう。理性は自然化できない。それは予感されていた論点である。

 

参考

「悲劇の構造」シェイクスピアと懐疑の哲学     スタンリー・カヴェル 著