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技術を隠す技術

本書は、「複製」と「技術を隠す技術」(仕上げ)の間で、どのような相互進化が起きたか、を引用する。

「疑似薄肉彫り技術と深いヘラ押しの技術のセットがオーバーハング鏡を生み、高度薄肉彫り技術にとって替わったとすれば、鏡の用途が実用から祭祀器に変わり、鏡とそれを見る人の距離が遠くなったからだ、と考えるべきであろう。深いへら押し技術で実現したオーバーハング鏡群の方が、遠目には文様が際立って見えることも一つの現象であろう。」

 

参考

三角縁神獣鏡・同笵(型)鏡論の向こうに」  鈴木勉 著