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限定合理性・人工知能・ゲーム理論

限定合理性は、「実験」される必要がある。これが現在の行動経済学の「科学性」である。

40ドルのチケットを無くした人はもう一度同じチケットを買うことを躊躇する。しかし40ドルを無くした直後の人は、同じ40ドルのチケットを買うことに躊躇しない。ここで問題なのは、「費用」を同じもののなかに含めるか、別の費用としてとらえるかどうかである。

 

「平等性の要求」は、自分自身の状態の現実に何が適合し、なにが適切かという根拠に基づくものではなく、他人が何を持っているかという根拠に基づいて自分の要求を計算している。平等性を求めるにあたり、その人自身という人間に基づく是認はない。ゆえに他人と平等でなければならないという懸念は、自分自身の個別の性質や独自の状況に基づく個別の要求の配慮ではないものに基づいて、人々が目標を設定するよう促してしまう。

 

経済行動は、自己の野心の実現から目をそらしてはならない。あきらめては成長は望めないのである。

 

参考

ルービンシュタイン ゲーム理論の力」    アリエル・ルービンシュタイン 著

「不平等論」格差は悪なのか?     ハリー・G・フランクファート 著