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税の透明化(TPP)

アダム・スミス氏やリカード氏以来の自由貿易義経済でも、国際経済学保護主義的な考え方の有力なものの一つとして「幼稚産業保護論」(フリードリヒ・リスト氏)を持つ。そう考えると「関税政策」は正しいかもしれないがしかし、そこには通常の税制のような「透明性」がない、と伊藤氏は言う。

「関税はある意味巧妙な生産者支援である。関税によって高価格となっている国内農産品を海外の価格と比べる機会が少ない消費者は、自分たちが非常に高いものを交わされているという意識を持っていない。関税による農業保護は保護の負担を国民に見えにくくする。」

つまり関税とは、国内の生産者を守るため、かなりの「補助金」が生産者に支払われていることを意味する。フランスではこの「比」をガラス張りにし、国民にそれが正しく有益な補助金であるか、「比較分析」できる透明性の余地を与えているが、日本にはそれすらもないというのが「税制の現状」である。

 

キーワード:日本の税制に嘘はないのだろうか?

 

 

参考

伊藤元重が語る TPPの真実」     伊藤元重 著