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高層(階)

旅や移動は、学術の対象でもあった。それは測定と観察の時代である。なかでも「婚姻」は移動における基本構造の骨格をつくった。そしてその異化効果は、経済力を遺憾なく発揮した。しかし現代の移動は、安住ー定住のほころび先である。

移動から安全な日常を求める挑戦が始まった。世帯化という現実とグローバル・エリートの憂鬱は、「私たちはみな難民なのか」と、とどまりながら問いかけてくるのである。

 

参考

「親族の基本構造」  クロード・レヴィ=ストロース 著

「移民の経済学」   ベンジャミン・パウエル 著

「移動と生存」国境を越える人々の政治学   柄谷利恵子 著