目玉

触媒から省エネ発見センサーへと時代は進む。

「光のポンプ」の働きは、「触媒」ではなく「センサー」である。それは反応により効率よく作り上げているのではなく、自然利用の最短経路を、移動を、探しているのである。重要なのは「アンテナ」の概念である。

加速は「もろもろの理論」を解くためのものではない。しかし標準理論の「質量論」を射程に置いているわけでもない。加速器は測定と観察のための古典的な「顕微鏡」と同じ理念である。望遠鏡と顕微鏡は、素粒子物理学宇宙論を物性物理として結びつけるが、ビッグバン等の生成「時間論」を探るものではない。ただセンサーとしての「眼」の合理性を「タグ」っているのである。これが、絞り込む「高エネルギーフロンティア」から、多くのものを詰め込む「大強度フロンティア」へと時代が変貌し、結果として得られる膨大なデータを精密に分析して、きわめて稀な現象をとらえようとするものに革新し始めている理由である。

 

参考

『夢の新エネルギー「人工光合成」とは何か』世界をリードする日本の科学技術 

  光化学協会 編 井上晴夫 監修

「量子物理学の発見」ヒッグス粒子の先までの物語 

  レオン・レーダーマン クリストファー・ヒル 著